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beatmania IIDX 26 Rootage 公式から初代筐体向けに皿-I/O基板直結ハーネス配布

前作のCANNON BALLERSにてPCBとI/O基板が刷新されたIIDXですが、初代筐体のみ 皿のセンサーとI/O基板が直結されておらず、骨董品級のサブI/Oが中継している という問題が残されていました。
これによって、初代筐体のみにおいて皿の反応遅延や反応もれが起きていました。
詳細はこちら

CB稼働時点で、サブI/Oを中継させずにI/O基板に直結すればこの問題が解決するという事実は判明しており、なぜコナミはCBコンバージョンキットに直結用のハーネスを同梱しなかったのか疑問だったのですが、Rootage稼働に伴って公式から配布されたようです。


*このツイートでの「旧筐体」は私の定義では「初代筐体」を指すものです。

いろいろ情報を集めていくと、どうも事前に初代筐体用のキット(ハーネス同梱)希望の申請が必要だったようで、初代筐体を設置しているにもかかわらずハーネスが同梱されていないキットが送付されている店舗が少数存在している模様です。
稼働後にハーネスのみ送ってもらうことができるかは不明です。

ちなみに、完全に新筐体と同等の性能にするには、直結ハーネス接続の他に センサーの交換 が必要な場合があります。
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[ 2018/11/07 03:43 ] IIDX筐体関連 | TB(-) | CM(0)

42インチ新型液晶出荷開始

ラウンドワン守口の突然死したSPADA液晶が新型の42インチ液晶に換装されていることがわかりました。
この液晶をCANNON BALLERS液晶(CB液晶)と呼ぶことにします。



37インチ液晶の生産停止に伴い、PENDUAL液晶とcopula液晶では42インチ液晶に37インチ相当の映像を映す方式を取っていました。
そのため、遅延が他の液晶に比べて大きかったり、BGAにつられて画面全体の明るさが変化したり、バックライトの輝度を調整できなかったりといった不具合が発生していたと考えられます。

今回出荷され始めた公式液晶は、42インチ液晶にPCBからの映像をそのまま映していると思われるため、これらの問題が解決している可能性があります。
もちろんレーンのサイズも大きくなるため、37インチ液晶よりも奥に設置されています。実は韓国UNIANA製の筐体でも同様の措置が取られていて、37インチよりも大きい非純正液晶でも奥に設置されていれば案外違和感はないものです。
また、おそらく判定ラインの位置を従来の液晶と合わせるためか液晶全体の位置が低く作られており、液晶下端がかなりギリギリな感じです。

42インチサイズへの転換は、PENDUAL液晶やcopula液晶がプレイヤーから不評だったためと考えられ、彼らの声をどれほどKONAMIが反映させているのか注目です。
[ 2018/08/27 21:43 ] IIDX筐体関連 | TB(-) | CM(0)

引退します。→ 2020年 復活

原因不明の親指痛
数クレ☆10をやっただけで右総指伸筋腱鞘炎発症&慢性化
もうbeatmaniaができる体じゃありません


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トロイ・パーシバルっていう投手が昔いて…

トロイ・パーシバル
[ 2018/05/13 17:58 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

プレイヤーが良いメンテの店舗を作る。

beatmania IIDXはボタンとターンテーブルというデバイスを入力に用いるため、ボタンが100パーセント反応することやターンテーブルがキチンと反応することがゲームの成立に重要である。
しかし、ボタンの無反応が起こったり(いわゆるボタンの抜け)、皿を回した時に遊びがあったりして(皿ガコ)、ゲームが成立しない状況の筐体があることも事実である。

メンテナンス不良は全て店舗のせい?
ボタンの無反応や皿ガコがあったとして、それらは日頃からメンテナンスやチェックをしていない店舗側のせいだろうか。
確かに、客であるプレイヤーが気づかないほど管理されていることがベストであろう。
しかし、このご時世にそこまでのリソースを割くことができる店舗がどれほどあるだろうか。
まれに起こるレベルのボタンの抜けはテストモードのI/Oチェックでは確認できないし、皿ガコの感触はプレイヤー以外には分かりにくい。絶対にボタンの無反応が起こらないようにしようとすると、定期的なマイクロスイッチ交換が必要となるが、なかなかそれも難しい。
つまり、完璧なメンテナンスを達成するにはそれなりの腕前を持ったプレイヤーの店員がいることが条件になりそうだ。
この条件を満たす店舗が少ないことは想像しやすいだろう。
ボタンの抜けや皿ガコが一切ないよう管理するなんて大多数の店舗には不可能なのである。

プレイヤーがメンテナンスを左右する
ボタンの抜けや皿ガコに気づいた時、皆さんはどのようなアクションを起こすだろうか。
店員に報告せず、ツイッターで愚痴るだけの方はいないだろうか。
……

前述のように、プレイヤーが不具合に気づかないほど完璧にメンテナンスすることは不可能に近いのである。
つまり、ボタンの抜けや皿ガコに気づくことができるのはプレイヤーだけで、そういう人が店員に報告しない限り直ることはないと考えられる。
店員がどのような対応を取るかは別にして、最低限報告はやってもらいたいと常日頃から願っている。

報告しても直らないときは
ボタンの抜けやチャタリングに対し、少し清掃をするだけの店舗や店員がいることは事実である。
また、I/Oチェックでポチポチ押して反応することを確認して「反応してますけどね~」なんていう対応されることも少なくない。
そのような場合、私はまず懇切丁寧にボタンが100%反応する必要があること、多重反応するとミスが出ること、皿ガコが起こっていると皿の反応が遅れてしまうことなどを説明して、できるだけ納得してもらうようにしている。
それでも望むような対応をしてもらえないこともあるが、同様な指摘がたくさんのプレイヤーから出れば、少しずつ認識は変わっていくのではないだろうかと考えている。
と言っても残念ながら、メンテナンスのやる気が全く無いような店舗が存在している事も事実であるが…

プレイヤーの方へ
とりあえず不具合を見つけたら店員さんに言っておきましょう。言わなければ直りません。特に常連客なら尚更です。
少し大げさな言い方をすると、プレイヤーにはその責任があるとも思っています。
直接店員に言うのが面倒な場合は、可能であれば意見箱や店舗ツイッターに書き込むのも一つの手です。

店舗や店員さんへ
もしこの記事を読んでくださっているのであれば、「プレイヤーからの『ボタンが反応しない、埋まる、多重反応する、皿がガコガコする』といった報告は苦情ではない」といった事を認識して頂きたいと思います。こういった不具合は不可避なものであって普通に起こりうる事。ですから、プレイヤーからの報告をマイナスなものとしてとらえず、そういった際にはできれば消耗品の交換やボルトの締め直しなどは行っていただきたいというのがプレイヤーの一人としての願いです。

最後に
ゲームセンター業界が衰退に向かいつつあり、beatmania IIDXの稼動店舗も減少傾向にある昨今。できるだけ多くの店舗・筐体が最低限のプレー環境を備えていることを願う。
[ 2018/03/16 03:55 ] IIDX筐体関連 | TB(-) | CM(0)

beatmania IIDX 25 CANNON BALLERSの新PCBと新I/Oについて

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beatmania IIDX 26 Rootageにて初代筐体向け皿直結ハーネス配布
この記事で述べている問題点は基本的に解決しました
詳細はこちら


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CANNON BALLERSの新しいI/OとPCBについて解ってきたことがあるので書いておきます。

おさらい
扉が白の筐体を「初代筐体 (型式GQ863-JA GQ983-JA GQ986-JA GQ992-JA)」
扉が黒でカードリーダのシールが白色ベースのものを「旧筐体 (型式GQD01-JA GQE11-JA GQECO-JA GQFDD-JA)」
扉が黒でカードリーダのシールが黒色ベース、もしくはカードリーダーが埋め込み式のものを「新筐体 (型式GQGLD-JA GQHDD-JA GQI00-JA GQJDZ-JA GQLDJ-JA GQLDJ-JB GQLDJ-JC)」
と(僕は)呼んでいます。
一般的にもそうかと。

24 SINOBUZまでは、
初代筐体のI/OはC02 I/O
旧筐体のI/OはD01 I/O
新筐体のI/OはGOLD I/O
であり、それぞれ起動時のチェック画面における"FPGA DEVICE"項目で"C02" "D01" "PASS"と表示されていました。
そして、鍵盤の信号はどの筐体でも直接I/Oに入力されていました。

また、それぞれのI/Oにはサブ基板が接続されており、C02 I/Oのものと、D01 I/O・GOLD I/Oのものの2種類が存在しています。
D01 I/OとGOLD I/Oのサブ基板は同じものです。

C02のサブ基板は皿のセンサーからの入力を変換してI/Oに渡すほか、テストスイッチ、サービススイッチの入力、16セグ、ネオン、スポットライトの制御を行います。
このサブ基板での皿センサーからの入力の変換によって、初代筐体の皿問題(FHS調節時にレーンカバーの位置がぶっ飛ぶなど)が発生するとされています。

一方、D01 I/OとGOLD I/Oのサブ基板は、16セグ、ネオン、スポットライトの制御を行うだけで、皿センサー、テストスイッチ、サービススイッチには関与していません。これらの信号は変換を受けることなく直接I/O基板に入力されます。

そしてI/OやPCBとは別に、皿のフォトセンサーも旧筐体や初代筐体は旧式のものが使われていて感度が悪いとされています。

したがって、次のことが推察されます。
初代筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良+C02 I/Oサブ基板での変換が原因
初代筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、C02 I/Oの悪い性能が原因
旧筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良が原因
旧筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、D01 I/Oの悪い性能が原因

CANNON BALLERSではI/OとPCBのみの交換
以上の話を踏まえて、次の模式図を見ます。
C02.jpg
初代筐体

D01 GOLD
旧筐体と新筐体

これらの図は、CANNON BALLERSでの接続模式図です。基本的にはI/OとPCBを交換した形になります。
ここで気づいて欲しいのは、各I/Oのサブ基板は交換されていない点です。

旧筐体と新筐体のサブ基板の役割は、16セグ、ネオン、スポットライトの制御であり、これらはプレーに影響が無いのでそのままでも問題ありません。
しかし、初代筐体のみにおいては、従来通りサブ基板が皿の入力を一旦中継ないし変換してメイン基板に渡しているので問題が引き続き残されたままです。現に「FHS調整時にぶっ飛ぶ」という報告を見かけました……

ではI/OとPCBの交換だけ(通常の換装作業)でどこまで筐体差問題が解決するのか

SINOBUZまでの筐体差問題と原因がこちらですね。
初代筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良+C02 I/Oサブ基板での変換が原因
初代筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、C02 I/Oの悪い性能が原因
旧筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良が原因
旧筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、D01 I/Oの悪い性能が原因

では、I/OとPCBの交換だけで何が解決するのでしょう。
まず、I/Oが統一されたので、鍵盤における判定のブレは解消されます。
初代筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良+C02 I/Oサブ基板での変換が原因
初代筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、C02 I/Oの悪い性能が原因←解決
旧筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良が原因
旧筐体における鍵盤を含めた判定のブレは、D01 I/Oの悪い性能が原因←解決
半分くらい解決です。

皿のフォトセンサー交換は重要

残った問題がこちら。
初代筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良+C02 I/Oサブ基板での変換が原因
旧筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良が原因

ここで、CANNON BALLERSを稼働させるための最低限の作業には含まれていませんが、容易に行える皿のフォトセンサーの新品への交換を行うと…
初代筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良←解決+C02 I/Oサブ基板での変換が原因
旧筐体における皿のレスポンス問題は、旧式のフォトセンサーに起因する感度不良が原因←解決
となり…

C02 I/Oサブ基板で皿のフォトセンサーからの信号が変換されることが原因の、初代筐体の皿レスポンス問題
のみが残されます。
旧筐体は新筐体との差がなくなります。

……じゃあ皿の信号をサブ基板に通さず、直接新I/Oに入力すれば解決するんじゃないのか、と思いつきますよね。
そうなんです。簡単なハーネスとコネクタを作成することでこの問題は回避できそうなんです。

(2018年1月19日追記)
全国で数店舗ですが、初代筐体において、皿の信号をsub I/O非経由にする&フォトセンサーの新品への交換によって、新筐体と同等性能へ改善することに成功しています。
前者はあくまでも自己責任ですが、比較的容易な作業のようです。

インカムを増やして近隣の店舗と差をつけるなら…
(2018年9月13日追記)
皿の信号をsub I/O経由にせず、I/O基板に直繋ぎする用途「にも」使えるハーネスが某所で売られている模様です。ここでは詳しくは言及しませんが。
(2018年11月7日追記)
Rootageにて公式から初代筐体向けに皿の信号をI/O基板に直接入力するためのハーネスが配布されました。
これを使用し、皿のセンサーを新品に交換すれば、理論上初代筐体でもtricoro筐体など新筐体と全く同じレスポンスが得られます。


今できること

皿のフォトセンサーを新品に交換すること。

一番新しい旧筺体であるDD筺体は稼働開始から10年経過しており、最古の初代筺体は20年近く稼働しています。
旧筺体や初代筺体に出荷時装着されていたフォトセンサーは、新筺体のものより性能上感度が悪いという情報もあるほか、上記のような長時間稼働による投光部や受光部の劣化も考えられます。経年劣化だけではなく、皿の歯車でゴリゴリ削られてしまった(本来は起こってはいけないが)フォトセンサーも感度が悪化するので、露骨に反応が悪かったり遅延する場合は新品センサーへの交換(これは公式で認められている)で改善の可能性があります。

「旧筐体のPCBとI/Oを換装したのに皿の反応が悪い」という人、結構いそうです。
理論上、旧筐体はフォトセンサーの新品への交換で連皿の反応も含めた新筐体との差異が消滅します。

初代筐体(皿の入力がI/Oサブ基板経由)においても、皿の反応だけ露骨に遅延する(単発でも)筐体とそうではない筐体が確認されており、前者はセンサーの交換によって改善が見込めます。
仕様上少しは反応が遅延しますが「単発で少し早めに(32分くらい)回さないと黄ばむ」ほどの遅延はおそらく初代筐体全体の仕様ではありません。連皿の反応漏れに関しては何も言えませんが。なんとかしてくださいコナミアミューズメントさん。
→ありがとうございますコナミアミューズメントさん。

1筐体分でだいたい1600円くらい(コナミに発注)らしいので、一度検討してみては如何でしょうか。

(2018年4月28日追記)
また、某トップランカーは「DJT筐体とtricoro筐体以降の筐体では皿の反応に差がある」と発言しており、PCBとI/O基板が統一されたCANNON BALLERS以降においてもこのことが言えるのであれば、新筐体間でも皿センサーの性能差が存在することになります。仕様上の性能差なのか劣化によるものなのかは不明ですが、DJT筐体以降のものでも場合によってはセンサーの交換が意味のあることになりそうです。


何か間違ってること、「こうじゃないの~」というのがあればコメントかリプライください。お願いします。
間違ってる情報を記載し続けることだけは避けたいので…
[ 2017/12/21 20:50 ] IIDX筐体関連 | TB(-) | CM(0)
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Author:エビ夫
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